15年使った地方銀行を解約した日。手切れ金770円と、晴れやかな気持ち。

お金・家計

看護師として就職した2008年4月。給与振込口座を聞かれて、何も考えず地元の地方銀行を指定しました。それから15年、疑いもせずに使い続けました。

その口座を解約したのは、2023年11月のことです。

断捨離は、モノだけじゃなかった

2023年の秋ごろ、生き方を見直したくなりました。

特別なきっかけがあったわけではありません。ただ、モノを減らし、暮らしをシンプルにしていくうちに、「本当に必要なものは何か」を考えるようになっていました。

断捨離、ミニマリズム、終活に近い感覚で生活をひとつひとつ整理していくなかで、気づいたのがお金の流れでした。

口座の断捨離。その言葉がしっくりきました。

そしてこの「整理」を進めるにつれて、少しずつ、自分の働き方にも疑問を持ち始めていました。退職を考えるようになるのは、もう少し後のことです。この記事は、その少し前の話になります。

給与振込口座の変更は、紙一枚だった

まず動いたのは、給与振込先の変更手続きです。

職場に提出したのは、紙一枚とネット銀行の口座情報の印刷だけ。それだけで、15年以上振り込まれてきた給与の行き先が変わりました。あっけないくらい簡単でした。

このとき開設したのが住信SBIネット銀行です。もう1つ別のネット銀行も開設しましたが、それについてはまた別の記事で書こうと思います。

スマートフォンの設定が得意でない私でも、YouTubeでわかりやすく解説している動画を見ながら、画面通りに進めるだけで開設できました。「難しそう」と思っていましたが、動画を探すところから始めれば十分でした。

住信SBIネット銀行を選んだ理由——目的別口座

いくつかのネット銀行を比べる中で、住信SBIネット銀行を選んだ決め手が目的別口座でした。

1つの口座の中に、用途ごとの「入れ物」を最大10個まで作れる機能です。それぞれに自分で名前をつけて、目標金額や期日も設定できます。

お金に色はついていません。でも、用途によって分けて管理したい。そう思っていた私には、ぴったりの機能でした。

目的別口座、実際こんなふうに使われています

どんな使い方ができるのか、例を挙げてみます。

生活の備えとして:

  • 生活防衛費
  • 医療・歯科の予備費
  • 家電の買い替え積立

毎月の固定出費のために:

  • 子どもの習い事・定期代
  • 車の維持費・車検積立

楽しみのために:

  • 家族旅行の積立
  • ご褒美・推し活費

それぞれに名前をつけておくことで、残高を見るだけで今の状況がわかります。

「なんとなく使い込んでいた」が起きにくくなりました。

私は子どもの定期代、生活防衛費などに使っています。同じ口座の中でお金を目的ごとに分けられるのは、目で見えるという意味でも管理が楽です。

自動振替で「貯まる仕組み」が作れる

目的別口座には、定額自動振替の機能もあります。

金額とタイミングを設定しておくと、給与が入ったら自動で各口座に振り分けることができます。「貯めようと思っていたのに、気づいたら使っていた」を防ぐには、仕組みで解決するのがいちばんです。

意志の力に頼らなくていい。これが地味に、大きかったです。

地銀の解約当日

口座を解約しに、平日に地方銀行へ向かいました。

外来看護師として働いていると、平日の休みは本当に貴重です。その貴重な1日を、銀行の用事に使うことになりました。

通帳を持参して、残高をネット銀行へ移してから口座を閉じるつもりでしたが、先に自分でネット銀行に移動させておけばよかったと、窓口に着いてから気づきました。結局、窓口で他行振り込みの手続きをすることになりました。

手数料は770円

笑顔で丁寧に対応してくれるお姉さんを前に、「高いな」と思いながら支払いました。

今思えば、あれが手切れ金でした。

ちなみにこの手数料、2024年10月の改定で990円に値上がりしています。

手続き自体はシンプルでしたが、店内は混んでいて、順番が来るまでしばらく時間がかかりました。地銀のソファに座りながら、「これが最後か」とぼんやり思っていました。

平日の銀行に、もう行かなくていい

外来看護師として働く平日の休みは、貴重な回復の時間でした。そんな時間の中で、地方銀行の窓口に並ぶことがずっと小さなストレスでした。混んでいる。待つ。手数料を取られる。それだけで終わる。何も生まれない時間でした。

夜間救急の勤務明けに「死んだ1日」を過ごすことがあった話は別の記事に書いています。それとは別に、平日の貴重な休みを銀行の窓口で削られることも、じわじわとストレスになっていました。

ネット銀行に変えてから、その時間がなくなりました。

  • 入出金の確認はアプリで即できる
  • 他行への振り込みが一定回数無料
  • ATMの入出金も一定回数無料

地銀では当たり前に払っていた手数料が、かからなくなりました。

この先も、地銀のソファで時間を費やすことはありません。そう気づいたとき、なんだか気持ちが軽くなりました。晴れやかでした。

まとめ

  • 就職から15年、地方銀行を疑いもせず使い続けていました
  • 断捨離・生き方の見直しをきっかけに、口座も整理しました
  • 給与振込の変更手続きは紙一枚で完了
  • 口座解約時の窓口手数料は770円。手切れ金だと思いました(今は990円)
  • 住信SBIネット銀行の目的別口座で、お金の管理がシンプルになりました
  • 目的別口座は最大10個、自動振替で「貯まる仕組み」が作れます
  • 平日の銀行窓口に並ぶ時間が、丸ごとなくなりました

口座の整理は、思っていたよりずっと簡単でした。そして、思っていたよりずっと気持ちがよかったです。


※本記事は2026年4月時点の一般的な情報と私個人の体験です。制度は変わることがあるため、最新の公式情報をご確認ください。投資には元本割れのリスクがあります。最終判断はご自身でお願いいたします。

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