「FP3級って何?取ったら何になれるの?」私の答えは『自分の家計のFP』

お金のしくみ

「FP3級を受けるよ」と話すと、友人や家族、看護師時代の仲間からよく聞かれることがあります。

お茶しながら「それって何?」と聞かれて困った表情の女性

「それって何?取ったら何になれるの?」

最初は、うまく答えられませんでした。

「何かになれるのか?」と聞かれても、そういう資格ではありません。私は、お金のことをほとんど知らないまま、ここまで来てしまった。このままだとまずいかもしれないと感じたのが、きっかけでした。


今の私の答えは『自分の家計のFP』

最近は、こう答えるようにしています。

「自分の家計のファイナンシャルプランナーになる、ということかな」

FPという仕事に就くための資格ではありません。FP3級は、就職に有利な資格でもないし、この資格を持っていて給料が上がるものでもありません。実際、FP3級を取っても「FPとして開業」とか「FPとして就職」というルートは、ほとんどありません。

しかし、自分の家計のFPになる、と考えるとしっくりきます。


なぜ自分のFPが必要なのか

世の中には、お金のプロであるファイナンシャルプランナーがいます。お金の悩みを相談すれば、家計の見直しや保険の選び方、老後資金の準備までアドバイスしてくれます。

それでも私は、自分のFPになりたいと思いました。

理由は、2つあります。

① 知らないFPさんに家計を見せるのは、ハードルが高い

そもそも、知り合いにファイナンシャルプランナーはいません。相談しようと思ったら、初めて会うFPさんに自分の資産や家計を全部見せることになります。

預金額、保険料、住宅ローン、夫の収入、自分の使い方。生々しい数字をすべて開示しないと、的確なアドバイスはもらえません。

でも、これってちょっとハードル高くないですか?

片付かないクローゼットを、初対面の人に見せるのに近い感覚。私にはちょっと、無理でした。

ぐちゃぐちゃのクローゼットと家計簿を前に困った顔の女性

② FPに相談するとお金がかかる

ファイナンシャルプランナーは専門職ですから、相談には費用がかかります。1時間あたり数千円〜1万円が相場です。

何度も相談しようと思ったら、それなりの金額になります。


だから、自分で最低限を学ぶ

このデメリットをカバーしてくれるのが、FP3級の知識でした。

専門家のレベルまでは到達しなくていい。でも、

  • 不要な保険を売られそうになったときに判断できる
  • 「儲かる上手い話」が舞い込んできたときに見抜ける

そのくらいの最低限の知識は、自分のために必要です。


簿記3級で実感した「分かって依頼する」ことの違い

私は2024年に簿記3級にも合格しています。

合格までは、ひたすら勉強しました。試験が終わったときには「これで何が変わるんだろう」と思ったのを覚えています。

でも、確定申告をするとき、簿記の概念がわかっているおかげで、なんとなく内容を理解できるようになっていました。まだまだ実践が必要ですが、ゼロのときとは違います。

そこで気づきました。

わかってFPに依頼するのと、分からずにFPに頼むのは、まったく別物だということを。

専門家に相談するのは、知識をゼロから埋めるためではなく、自分の理解を補強するため。基礎を持っている人と、まったく持っていない人とでは、受け取れるアドバイスの深さが違います。


お金の基礎知識がないまま、ここまで来てしまった

振り返ってみると、私はお金の基礎知識がないまま、看護師として20年近く働いてきました。

給料は自動で振り込まれ、保険料は自動で引かれ、住民税も自動で天引きされます。何も知らなくても、生きてこられてしまう仕組みでした。

でも、退職した今、それがすべて自分ごとになっています。

「もっと早く勉強しておけばよかった」という気持ちもあります。でも、今やっておけば、これから先は困りません。そう思って、机に向かっています。


試験合格はゴールじゃない

今の私は、「5月14日に合格すること」が目標になっています。試験勉強の最中ですから、どうしてもそこに意識が向きます。

でも、ふと立ち止まって考えると、学んだ知識は生活のあちこちで活きてくるはずです。

  • 自分と家族のライフプランを作り、将来に備えるお金がわかる
  • 自分の支払っている税金がわかる
  • 自分が払っている年金・もらえる年金についてわかる
  • 「お得」と言われているふるさと納税の仕組みがわかる
  • NISAの仕組みがわかり、安心して始めることができる

どれも、FP3級で学ぶ内容を生活に落とし込んだ行動です。

試験勉強をしていると、「ここ覚えなきゃ」「数字がややこしい」と目の前の暗記に追われます。でも、ふと顔を上げてこの一覧を見ると、「本当にそうだな」と思います。試験のあとに、こういう一つひとつを実践していくこと。それこそが、本当のゴールなんだと思います。


まとめ

  • FP3級は「なれる資格」ではない
  • 自分の家計のFPになる、という捉え方がしっくりくる
  • 自分の家計を他人に見せたくない、相談料もかかる、というデメリットを知識でカバーできる
  • 「わかって専門家に頼む」と「分からずに頼む」はまったく別物
  • 試験合格がゴールではなく、生活を豊かにするのがゴール

『看護師がFP3級に挑戦してわかった、お金の超基本』というシリーズを、これから書いていこうと思っています。

私が試験勉強で「これは知っておいてよかった」と感じたことを、看護師時代の自分に向けて、やさしく書いていきます。


※本記事は2026年4月時点の一般的な情報をまとめたものです。制度は変わることがあります。実際の手続きは最新の公式情報をご確認ください。

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