
ねぇ、大学行きたい?どうしたいかな?

そんなの、その時にならないとわからないよ。今はわからないよ

あ、そうだよね。今は決められないのが当たり前だよね
子どもの進路は、今はまだ決められません。だからこそ、どの道を選んでも対応できるように準備しておきたいと思っています。我が家のルールは3つ。ローンに頼らない、学資保険は解約した、目的を持って学んでほしい。この3つを軸に、実際どう準備しているかをまとめました。
- 我が家が学費の準備で決めている3つのルール
- 学資保険を解約して、何に切り替えたか
- 普通預金・退職金・NISAをどう役割分担しているか
- 進路が決まらないうちに、どう見積もっておくか
子どもの進学とお金のことを考え始めた方に、ひとつの例として読んでもらえたらと思います。
子どもに聞いてみて、気づいたこと
子どもに、大学に行きたいかを聞いてみたことがあります。
返ってきたのは、その時にならないとわからない、という言葉でした。
そうだよね、と思いました。今の時点で決められないのが、当たり前です。
だとすると、親にできるのは、どの選択肢になっても対応できるように準備しておくことなのかもしれません。
私は看護師を辞めて、毎月の給料がなくなりました。家計の前提が大きく変わったので、このタイミングで資産の管理をやり直しました。生活防衛費、学費、老後資金。それぞれ分けて考え直したうちの、学費の部分がこの記事です。
我が家の3つのルール
学費を準備するうえで、我が家には3つのルールがあります。
- ルール① ローンには頼らない
- ルール② 学資保険は解約した
- ルール③ 目的を持って学んでほしい
ひとつずつ説明します。
【ルール①】ローンには頼らない
我が家は、教育ローンも貸与型の奨学金も、選択肢に入れていません。
借金は、未来の自分に支払いを押し付けることだと思っています。教育ローンなら親が払い続けますし、貸与型の奨学金なら、子どもが社会に出てから返し続けることになります。
奨学金という言葉はやわらかく聞こえますが、返す必要があるものは借金です。しかも有利子の利率は、この数年で大きく上がっています。
奨学金をどう考えているかは、別の記事に書きました。

だから我が家では、借りずに済むように準備しておく、という方針にしています。
【ルール②】学資保険は解約しました
以前は、私も学資保険に入っていました。子どもが小さいころ、これが王道だと思って加入したものです。
あるとき計算してみたら、思っていたほど増えていませんでした。利率が低く、これから物価が上がっていくことを考えると、目減りしていく可能性もあります。
それで、思い切って解約しました。
代わりに、普通預金という形に切り替えました。自分で中身を把握できて、必要なときに動かせる形にしておきたかったからです。
保険は、計算してみるまで本当の利回りが見えにくい商品だと感じました。
【ルール③】目的を持って学んでほしい
そもそも、大学に行くのが当たり前だとは思ってほしくありません。進学しない道もありますし、大学だけが学ぶ場所でもありません。
そのうえで、行くと決めるなら、選んだ理由があってほしいと思っています。
とはいえ、目的が完璧に決まっている必要はありません。18歳で「これになりたい」とはっきり言える子は、そう多くありません。資格につながる進路を選べる子も、限られています。長い人生を考えれば、そのとき選んだものが正解かどうかもわかりません。
ただ、なんとなく通うのは違うと思っています。ある程度でいいので、何を学びたいのかを持っていること。入ったあとも、目的を持って学ぶこと。そこは大事にしてほしいと伝えています。
具体的にどう準備しているか
ルールが決まったら、あとは実行です。我が家が実際にやっていることをまとめます。
普通預金で確実に持つ
学費として必要になるお金は、まず普通預金で持っています。
すぐに動かせることが、いちばんの安心です。急な出費にも対応できるので、お守りのような役割になっています。
個人向け国債は、選びませんでした
数年先まで使う予定のないお金について、個人向け国債も検討しました。
普通預金や定期預金よりは金利がつきますが、大きく増やすものではありません。購入には金融機関の窓口かネット証券での手続きが必要で、窓口では別の商品をすすめられることもあります。
手間と効果を考えて、我が家では選びませんでした。学費は増やすお金ではなく、確実に置いておくお金だと考えたからです。
退職金も学費の備えに
看護師を辞めたとき、まとまった退職金を受け取りました。これも学費の備えのひとつとして考えています。
退職金には、老後の足し、学費の準備、当面の生活費という複数の役割を持たせています。ひとつの使い道に縛らず、家族の状況を見ながら配分していくつもりです。
一人暮らしも想定して、多めに見積もる
学費の見積もりは、多めに見ておくことにしています。
進学先が自宅から通えるとは限りません。県外に行きたいと言う可能性もあります。実家を離れて暮らす経験にも意味があると思っているので、その場合の生活費も含めて考えています。
私立に進む場合も想定して、入学時にかかる費用まで含めて見積もる。多めに準備しておけば、進路がどう決まっても慌てずに済みます。
NISAは老後用、いざとなれば学費にも
新NISAは、基本的に老後資金として準備しています。
学費が必要になるのは数年先、老後は20年以上先です。時間の幅が違うので、増やし方も分けています。学費を投資で増やそうとすると、必要なときに値下がりしている可能性があります。学費は守る、老後は増やす、という役割分担です。
ただ、どうしても学費が足りなくなった場合は、NISAから回す選択肢も持っています。用途を決めすぎず、家族の状況に応じて組み替えられるようにしておくほうが、長く続けやすい気がしています。
生活費の見積もりについては、こちらにも書いています。

もし学費が余ったら
多めに見積もっているので、進路によっては余ることもあります。
そのときは、家族の思い出に使えたらいいなと思っています。
家族みんなで動ける時間は、思っているより短いはずだからです。
まとめ
- 我が家は教育ローンも貸与型奨学金も選択肢に入れず、借りずに済むよう準備している
- 学資保険は解約し、普通預金という自分で把握できる形に切り替えた
- 大学に行くのが当たり前とは思わない。ただし行くなら、目的を持って学んでほしい
- 進路が決まらないうちは、一人暮らしも私立も想定して多めに見積もっておく
子どもの進路について、決断を急かすより、どの道を選んでも応援できる状態を整えておく。
それが、いま親としてできることかなと思っています。
※本記事は、我が家の教育費の考え方をまとめたものです。ご家庭ごとに方針は異なりますので、参考のひとつとしてご覧ください。教育ローンや奨学金についての評価は私個人の見解です。利用を検討される際は、各制度の公式情報をご確認ください。


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