ハローワークで初めての手続きを終えてから、しばらくして。
次のステップは、雇用保険説明会・初回講習会です。

どんなところなのか、何をするのか、全く想像できませんでした。知らないことばかりで、行く前から少しドキドキしていたのを覚えています。
当日の流れ
説明会は 9時半から11時半までの2時間。午前中いっぱいかかるスケジュールでした。
会場には、私を含めて 20人くらい が集まっていました。年齢も男女もさまざまで、退職した人がこれだけいるんだな、と少し不思議な気持ちで席に着きました。

最初に渡されたのが、雇用保険受給資格者証。これがこの先の手続きで何度も使う大事な書類です。
持ち物は、特に必要ありませんでした。ガイドが配られて、説明されたことをボールペンでメモしたくらいです。筆記用具だけは持っていくと安心かもしれません。
その後は、動画を視聴したり、職員さんからの講習を受けたり。あっという間に過ぎていきました。
講習で教えてもらったこと
講習では、失業給付の制度や手続きについて、いくつかのテーマに分けて説明がありました。
失業給付を受けられる人の条件
「仕事を辞めたら、必ず失業給付がもらえる」と思っている方もいるかもしれません。私もぼんやりとそう思っていました。
でも、実際には「失業の状態」にある人だけが対象になります。具体的には、こんな条件です。
- 積極的に就職しようとする意思がある
- いつでも就職できる能力(健康・環境)がある
- 仕事を探しているのに、現在職業に就いていない
つまり、「すぐ働ける状態で、ちゃんと探していること」が前提となります。
不正受給は必ず発見されます
説明の中で繰り返されたのが、不正受給の話でした。
- 内職や手伝いをしたのに申告しない
- アルバイトを始めたのに申告しない
- 自営業の準備を始めたのに申告しない
収入があってもなくても、必ず申告してくださいと、何度も説明されました。
再就職手当について
給付期間中に早く再就職が決まった人には、再就職手当という制度があります。
残った給付日数の一部が、一時金としてまとめて支給される仕組み。「もらえるはずだった給付の残りを、ボーナス的に受け取れる」イメージです。
条件がいくつかあるので、再就職が決まりそうなときはハローワークの窓口で確認するのが確実です。
受給期間は離職翌日から1年間
知らないと損をしそうな大事なルールがありました。
失業給付を受け取れる期間は、原則として離職日の翌日から1年間です。
この期間を過ぎると、所定給付日数(90日・120日・150日など)を受給し終わっていなくても、それ以降は基本手当を受け取れなくなります。
「あとで申請しよう」と先延ばしにしていると、もらえるはずの給付を取りこぼすことになる。
離職票が届いたら、できるだけ早めにハローワークで手続きをするのがおすすめです。
病気・けが・出産・育児ですぐに働けないとき
失業給付を受け取るには、「いつでも就職できる能力(健康・環境)があること」が条件のひとつ。
つまり、病気・けが・妊娠・出産・育児・親族の看護などで、すぐには働けない人は、原則として失業給付の対象になりません。
ただし、これらの理由で働けない場合は、受給期間の延長ができる制度があるそうです。
延長申請をすれば、受給期間(1年間)を一時停止しておけるイメージ。該当しそうな方は、早めにハローワークで相談するとよさそうです。
失業認定申告書の書き方
毎月の認定日に提出する 失業認定申告書 の書き方も、細かく教えてもらいました。
求職活動をきちんと記録すること、申告に偽りがあってはいけないこと。記入のルールが細かく決まっている書類でした。
履歴書・職務経歴書・添え状・面接のポイント
- 履歴書の書き方
- 職務経歴書の書き方
- 添え状を書くポイント
- 面接でのポイント
それぞれ簡単に説明されました。
ちなみに「履歴書は手書きが主流」と説明があり、心の中で「マジかよ?」と思いました。ただハローワークはハンコや手書きの書類が多い場所。パソコンを持っていない方もいるのかもしれない、と思うと、納得できる部分もありました。
職業訓練について
職業訓練の説明もありました。私は新しいスキルを身につけることができる「職業訓練制度」に興味があったので、しっかりと聞いてきました。公共職業訓練施設における訓練や委託訓練、公共職業訓練以外での訓練など色々な学び方があるようです。
希望すれば、無料でスキルを学べる制度、学ぶ機会が得られる可能性があります。受講すると給付制限が解除されたり、訓練期間中も給付が続いたりするメリットがあるそうです。
そういえば、就職活動したことなかった

履歴書、職務経歴書、面接のポイントを聞いていたとき、ふと気づきました。
「あれ、私、ちゃんとした就職活動ってしたことなかったかも」
転職活動のときに履歴書や職務経歴書は書きましたが、あれで合っていたのかな、と急に不安になりました。
そもそも最初に看護師として就職したときは、面接と入職試験を受けて、そのまま入職しただけ。「就職活動」と呼べるような活動を、自分はしてこなかったことに、この説明会で初めて気づきました。
履歴書の書き方も、職務経歴書の書き方も、ちゃんと教わったことがありませんでした。
私の時代は、希望の病院に入社できる人がほとんどだったと思います。実習先からそのまま就職、地元に戻って就職など。一般企業のような就職活動を経験せずに、看護師として働き始めた方は多いはずです。
説明会で履歴書や職務経歴書、面接のポイントを聞きながら、看護師は就職活動の場面でも恵まれていたんだなと気づきました。
書類の書き方や面接の準備に苦労せず、希望する病院に入れた。それが当たり前だと思っていましたが、当たり前ではなかったのかもしれません。
同じような感覚を持つ看護師の方は、少なくないかもしれません。
まとめ
ハローワーク初回講習・説明会で説明された主なポイントを振り返ります。
- 失業給付がもらえるのは「いつでも働ける状態で、ちゃんと探している人」。不正受給は必ず発見される
- 早く再就職した人には再就職手当がある。受給期間は離職翌日から1年間で、先延ばしすると取りこぼす
- 病気・けが・出産・育児で働けない場合は受給期間の延長ができる
- スキルアップしたい人向けに職業訓練制度がある
知らない制度や、自分のなかで見えていなかった部分に気づけた2時間でした。これから説明会に行く方の参考になれば嬉しいです。
求人情報の一覧ももらってきました。
世の中の仕事の時給って、どれくらいなんだろう?
看護師以外で、私にできることはあるのかな?
そんな問いを抱えながら一覧を眺めた話は、こちらの記事にあります。

※本記事は2026年5月時点の一般的な情報をまとめたものです。制度は変わることがあります。実際の手続きは最新の公式情報をご確認ください。


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