退職後の国民健康保険は高い?任意継続を選んだ私が国保を調べてみた

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退職したら、国民健康保険に入るんだよね?

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国保もひとつの選択肢です。
任意継続と比べてどちらが安いかは、自分で調べないとわからないんです。

退職後の健康保険は、国民健康保険と任意継続のどちらが安いか、誰も教えてくれません。国保は前年の所得で保険料が決まります。私は調べた結果、任意継続を選びました。でも、自分のケースで比べることが何より大切でした。

今回の記事でわかること
  • 国民健康保険の保険料の決まり方
  • 退職後、国保が高くなりやすい理由
  • 任意継続と国保を、途中で切り替えられること
  • どちらが得かは、自分で調べるしかないという話

「退職したら国保かな」と、なんとなく考えている方の、確認のヒントになれば嬉しいです。

退職後の健康保険、私は任意継続を選んだ

退職するとき、健康保険をどうするか決める必要がありました。

退職後の健康保険には、いくつかの選択肢があります。

そのうち、私が候補にしたのが「任意継続」と「国民健康保険」の2つでした。

任意継続は、退職前に入っていた健康保険を、退職後も続けられる制度です。

比べてみると、私が退職した時点では、国民健康保険より任意継続のほうが少し安かったため、任意継続を選びました。

ただ、「国保はどうなんだろう」というのは、ずっと気になっていました。

でも、国民健康保険も気になって調べてみた

任意継続に決めたあとも、国民健康保険のことが頭に残っていました。

「もし国保のほうが安かったら、損をしていたのかもしれない」

気になり出すと、きちんと確認しておきたくなったのです。

国保については、ネットで調べました。

調べてみると、任意継続と国保では、保険料の決まり方そのものが違うことがわかりました。

国保の保険料は「前年の所得」で決まる

国民健康保険の保険料は、前年の所得をもとに決まります。

退職した直後は、たとえもう働いていなくても、「前の年」には収入があります。

その前年の所得をもとに、退職した年の国保の保険料が計算されます。

つまり、退職してすぐの時期は、働いていた頃の所得を引きずったまま保険料が決まる、ということです。

「退職したから収入はゼロ。だから国保も安いはず」とはならない。

退職者には辛い現実です。

前年に所得があった私が、国保の保険料を見たとき

私の場合、前年は看護師として働いていて、所得がありました。

その所得をもとに計算された国保の保険料を見て、思ったのは、

「やっぱり高いな」。

国保は所得が高いと高くなる、という話は、なんとなく聞いたことがありました。

だから驚いた、というより、「やっぱりそうなんだ」という確認に近い気持ちでした。

私のケースでは、国保より任意継続のほうが安い。

それで、任意継続を選んだのです。

国保の軽減は、自己都合退職だと対象外だった

国保には、保険料が軽くなる制度があります。

ただし、私が調べた範囲では、その軽減が受けられるのは、会社都合などで離職した方が中心でした。

自己都合での退職は、対象外。

これを知ったとき、私はこう理解しました。

「自分の意思で辞めたのだから、その分は負担してね、ということなんだろうな」と受け止めました。

任意継続は最長2年|途中で国保に切り替えられる

任意継続に入れる期間は、最長で2年です。

そして、2022年からは、その2年の途中でやめて、国保に切り替えることもできるようになっています。

以前は、一度入ると原則2年間は続ける形でした。でも今は、状況が変わったタイミングで見直せます。

「2年間ずっと任意継続のまま」ではなく、「途中で切り替えられる」。選び方の幅が、広がっているんです。

「最初は任意継続、後から国保」という選び方

国保の保険料は、前年の所得で決まります。

退職して収入が減れば、その翌年度以降は、国保の保険料が下がっていく可能性があります。

つまり、

  • 退職した直後は、前年の所得が高いので、任意継続のほうが安いことがある
  • 収入が減ったあとの年は、国保のほうが安くなることがある

だとすれば、「最初は任意継続にして、保険料が下がったタイミングで国保に切り替える」という選び方も、できるわけです。

途中で切り替えられるようになったからこそ、こういう見直しができます。

私自身、いまは任意継続を続けています。失業給付が終わったら、夫の扶養に入る予定です。

ただ、任意継続は一度やめると、もう入り直すことはできません。だから、扶養に入ったあと、もし何らかの理由で扶養から外れることになれば、そのときの選択肢は国保になります。

しかも来年度は、前年の所得が下がるぶん、国保のほうが安くなると予想しています。そう考えると、これからの私の健康保険は、国保が中心になっていくのだろうと思っています。

退職後の健康保険は、一度決めて終わりではなく、年ごとに見直していくもの。そう考えるようになりました。

どちらが得か、誰も教えてくれない

調べていて、強く感じたことがあります。

退職後の健康保険は、どちらが得か、誰も教えてくれないということです。

役所で国保の手続きをしても、「任意継続のほうが安いかもしれませんよ」とは言われません。

健保組合で任意継続の手続きをしても、「国保のほうが安いかもしれませんよ」とは言われません。

どちらの窓口も、自分のところの手続きを進めるだけ。

「あなたにとって、どちらが得か」を比べてくれる人は、いません。

もし高いほうを選んでしまっても、たぶん誰も気づかせてはくれない。

だから、自分で調べて、自分で選ぶしかありませんでした。

会社にいた頃は、健康保険も年金も、気づかないうちに誰かが整えてくれていました。

退職するというのは、その「誰かがやってくれていたこと」を、ぜんぶ自分の手に引き受けることなのだと思います。

大変なことです。でも、それは同時に、自分の働き方やライフスタイルに合わせて、その時々の最善を、自分で調べて選べるということでもあります。

そしてこの「調べて、選べる」という力は、これから生きていくうえで、とても大きな支えになると感じています。

退職後の健康保険全体の比較は、こちらの記事に書いています。

看護師の退職後の健康保険|任意継続・国保・扶養を比較した話
退職後の健康保険で迷った実体験。国保と任意継続を比較した結果、年間5万円以上の差がありました。選び方と注意点をわかりやすくまとめています。

まとめ

  • 国保の保険料は前年の所得で決まり、退職直後は高くなりやすい
  • 自己都合退職だと、国保の軽減は対象外のことがある
  • 2022年から、任意継続を途中でやめて国保に切り替えられる
  • どちらが得かは、自分で調べて選ぶしかない

国保の保険料の計算は自治体によって違うので、実際の金額は、お住まいの市区町村で確認するのが確実です。

退職するというのは、こうやって自分で調べて、自分で選ぶこと。それも含めて「退職」なのだと、私は思うようになりました。同じように退職を考えている方の、ヒントになれば嬉しいです。


※ 本記事は2026年5月時点の私個人の体験と、調べた範囲の情報をもとに書いたものです。国民健康保険の保険料の計算方法や軽減制度は、お住まいの自治体や時期によって異なります。実際の手続きの際は、必ずお住まいの市区町村や加入先にご確認ください。

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