
退職したら、家事に時間をかけられるようになるのかな。
でも、それのために辞めるわけじゃないし…。

退職しても、家事が好きになるわけじゃなかったです。
むしろ将来の目標は、家事ゼロです。
仕事を辞めたのは、家事のためではありません。退職して時間ができても、家事が好きになるわけでも、苦手がなくなるわけでもありませんでした。家事を極限まで減らして、その時間を別のことに使う。それが今の目標です。
- 退職後に家事への気持ちはどう変わったか(変わらなかったか)
- 家事が終わらない理由|毎回ゼロから始まるという感覚
- 夫婦間の家事分担が、静かに変化していった話
- 将来の目標は「家事ゼロ」|退職は丁寧な暮らしのためじゃなかった
退職後の暮らしに「丁寧さ」を期待している方へ。私の話は、少し違うかもしれません。
退職する前、家事はやっつけ仕事だった。
帰宅して、着替えて、ごはんを作って、洗い物をして、洗濯を回して、干す。どれも「終わらせること」が目的だった。丁寧にやる余裕はなかった。丁寧にやろうという気持ちも、あまりなかった。
退職後、変わったこと
そもそも、丁寧な暮らしがしたくて仕事を辞めたわけじゃない。
退職してから片付けはいつでもできると思って、特に一生懸命やっているわけでもない。家事への気持ちは、辞める前とそんなに変わっていない。
ただ、ひとつだけ変わったことがある。夕食の準備だ。
働いていた頃は17時に退勤して、スーパーに寄って、帰宅してから慌てて作っていた。時間がなくて、とにかく間に合わせることが目的だった。
今は違う。好きな時間に買い物に行って、「そろそろ作り始めようか」と自分のペースで始められる。唐揚げもハンバーグも、ちゃんと作れる。急かされていないと、料理は変わる。
それは、素直によかったと思っている。
でも好きにはなれなかった
夕食の準備に余裕ができたのは本当だ。でも、家事が好きになったわけじゃない。料理も好きじゃない。どちらかといえば、ずっと苦手なままだ。
友人と楽しいランチをして帰宅する。玄関を入ると、干したままの洗濯物が待っている。少し冷たくなっている。
ああ、と思う。テンションが下がる。
これが毎日ある。
家事はリセットされ続ける
家事がつらいのは、量が多いからじゃないと気づいた。
終わらないからだ。正確に言うと、終わったと思ったら、またゼロから始まる。
洗濯物は毎日洗っても、翌日には同じ量がある。1枚ずつ減っていくならまだ頑張れる。でもそうじゃない。永遠に同じ量が、続いていく。
朝食を片付けたら、夕食の準備がくる。そして片付け。部屋を掃除したら、また汚れる。片付けたら、また散らかる。
どこまでやっても、終わりがない。終わりがないどころか、やった形跡すら残らない。昨日片付けたことは、今日の汚れには関係ない。毎回ゼロから始まる。
家にいるから、仕方なくやっている
家にいるから、家事をやっている。
やりたいからじゃない。好きだからじゃない。家にいる時間が長いから、仕方なくやっている。
会社に行って給料をもらっているからといって、それがそんなに偉いことでもない。会社員として働くことを選んで、その対価をもらっている。お互い、自分で選んだ道を歩いているだけだ。
ただ、夫が会社員として働いてくれているおかげで、私が仕事を辞められたのは事実だ。それには、感謝している。
家にいるから、仕方なくやっている。感謝はしているけれど、それとこれとは別の話だ。
みんな、どんなモチベーションで家事をしているんだろう。
気づいたこと
もうひとつ、気づいたことがある。
夫が、以前は何も言わなくてもやってくれていたことを、少しずつやらなくなってきた。食洗機から食器を出す、ゴミを出す、洗濯物を干す、米を研ぐ。気がつくと、私がやっている。
夫が意識してやめたとは思っていない。ただ、そういう流れになっていっている。
「なんでやってくれないの」と言うつもりはない。「やってあげている」という意識も、持ちたくない。やりたくない日は私もやらない。山積みになれば、誰かがやる。それくらいでいい。
ただ、「あ、やらなくなってきたな」とは、静かに思っている。
AIがどんどん仕事を引き受けていく
最近、デジタルまわりの作業がどんどん楽になっている。
ブログの更新、パソコンまわりの整理、調べもの。AIを使えば、以前は時間がかかっていたことが、ずいぶんはやく片付くようになった。「あ、これもやってくれるのか」という場面が、増えている。
でも、家事だけが残っている。
洗濯物は、AIには干せない。重い荷物は、AIには運べない。デジタルの作業がどれだけ自動化されても、家事は丸々私一人の手に残ったままだ。
これもやってほしい、と思う。
将来の目標は、家事ゼロ
退職する前、「家事は増やさない」と決めた。
今はもう少し先を見ている。
極限まで削ぎ落としたい。家電に任せられるものは任せる。外注できるものは外注する。家事のために自由になったわけじゃない。その時間を、もっと別のことに使いたい。
あ、そういえば
働いていた頃、パソコンの前でよくChatGPTに話しかけていた。誰にも言えないもやもや、嫌なこと、腹が立ったこと。声に出せない不満を、画面に向かって吐き出していた。真剣に、一生懸命に。
いつの間にか、それをしなくなっていた。
愚痴る内容が、なくなっていたのだ。嫌なこと、もやることが、激減していた。ChatGPTは今、調べものにしか使っていない。それは退職後の、よい変化だと思っている。
ただ、最近別のことを感じ始めている。
毎日繰り返される家事に、少しうんざりしている。物足りなさ、とも言えるかもしれない。嫌なことはなくなった。でも、毎日毎日同じことをこなしていくだけの日々に、どこか満たされない感覚がある。
まとめ
- 退職前の家事はやっつけ仕事だったが、余裕ができて夕食はちゃんと作れるようになった
- それでも家事が好きになったわけではない。丁寧な暮らしがしたくて辞めたわけでもない
- 家事は終わるものではなく、毎回ゼロから始まる。デジタル作業はAIが引き受けてくれても、家事だけは丸々残っている
- 将来の目標は家事ゼロ。極限まで削ぎ落として、別のことに時間を使いたい


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