
フルタイムで働き続けるのが、最近しんどくて。
でも辞めたら年収は下がるし、家族にどう思われるかも気になって、動けずにいます。

私も、年収のことばかり考えていました。
でも今は、少し違う景色が見えています。
年収が下がっても、フルタイムにこだわらなくていい。私はそう思うようになりました。大事なのは、働き方を自分で選べること。選べるという安心は、年収以上に心を支えてくれます。
- 年収を追っていた頃の私と、今の気持ちの変化
- 「終わりが見える働き方」に安心する理由
- 単発・派遣という、無理しない働き方の選択肢
- 家族と、同じ方を向くということ
フルタイムで働き続けることに、少し疲れている方の参考になればうれしいです。
総合病院にいた頃は、年収のことばかり考えていた
総合病院で働いていた頃の私は、お給料のことが、いつも頭の片隅にありました。
年々、思うように上がらない年収。同じだけ働いても、暮らしがラクになる実感は、なかなか持てませんでした。もっと稼がなきゃ、もっと頑張らなきゃ。そんな焦りと、少しの苛立ちが、ずっとありました。
働き方の選択肢は、「フルタイムで、できるだけ長く、できるだけ条件のいいところで」。それ以外、考えたこともありませんでした。
退職は、計画して決めたことです。準備をして、納得して、職場を離れました。
辞めて、収入がいったんゼロになって。そのときに、不思議なことが起きました。あれほど気になっていた「年収」という枠から、すっと抜け出せた気がしたのです。
ゼロになってみて、はじめて気づきました。私はずっと、年収という一本のものさしの上だけで、自分の働き方を測っていた。
夜勤をやめれば、年収は下がります。でもその差額は、夜働いて少しずつ自分を削ってきた、対価でもあったのかもしれません。
夜勤をしない働き方にすると、年収がどれくらい下がるのか。転職活動をして、その現実を知ったときの話は、こちらに書いています。

まず、看護職の求職相談に行った
少し落ち着いてから、次の働き方を考えはじめました。
最初に向かったのは、看護職向けの求職相談です。そこで担当の方が言ってくれた言葉が、ずっと心に残っています。
妥協しなくていいんですよ。
その一言で、肩の力が抜けました。無理して、また年収だけを見て、苦しい働き方を選ばなくてもいいんだ。そう思えたのです。
これまでの私は、条件のいいところとは年収の高いところで、多少しんどくても我慢するもの、と思い込んでいました。でも、それだけが正解ではありません。自分に合う働き方を、妥協せずに探していい。そう言ってもらえた気がしました。
eナースセンターに登録したら、電話をもらった
その相談の流れで、eナースセンターにも登録しました。看護協会が運営している、無料の職業紹介です。
しばらくして、電話がかかってきました。私の希望に近い求人を、すでに探してくれていたのです。それが、思っていた以上に嬉しくて。
ハローワークやeナースセンターに登録した話は、こちらに書いています。

退職が大変だったから、「終わりが見える働き方」に安心する
もうひとつ、最近気づいたことがあります。
私は、「始めたら終わりがある」ことに、少し抵抗を感じていました。退職が、思っていた以上に大変だったからです。
辞めると決めて、それを切り出して、引き継いで、職場を去る。その一連のことに、気力も体力も使いました。だから、また同じことを繰り返すのかと思うと、気が重くなります。
でも、単発や短期の求人なら、最初から期限が決まっています。良い職場でも、少し合わない職場でも、終わりが見えている。
それが、今の私には合っているように感じます。期限がないと、永遠に続くような気がして、辞めるときのあのつらさを、また味わう気がしてしまうから。終わりが見えていると、かえって安心して始められるのです。
単発・派遣という、働き方の選択肢
看護師の働き方は、フルタイムの常勤だけではありません。
単発のスポット勤務、短期の派遣、パート。働く場所も、病院だけでなく、健診センターやデイサービス、訪問入浴など、いろいろあります。
私はeナースセンターを使いましたが、ほかにも、単発や派遣を専門に扱う求人サービスがあります。自分の希望に合わせて、無理のない範囲で働く。そういう選択肢が、ちゃんと用意されています。
フルタイムが難しいなら、別の働き方を探せばいい。それは、看護師としてのキャリアを手放すことではありません。
むしろ、単発や派遣は、経験年数があるからこそ活かせる働き方だと思います。初めての職場でも、すぐに動ける。長く現場で積み上げてきたものがあるからこそ、短い期間でも、ちゃんと力になれます。
それに、世の中には、私がまだ知らない働き方が、たくさんあるのかもしれません。焦らず、これから少しずつ知っていけたらと思います。
家族も、同じ方を向いていた
働き方のことは、夫にも相談しました。
内心、フルタイムでもっと稼いでほしいと言われるかな、と少し身構えていました。でも、夫の反応は、思っていたのと違いました。
フルタイムは、むしろ望んでいない。パートくらいで、家にいてくれる方が嬉しい。そう言ってくれたのです。
経済的な不安が、まったくないわけではありません。それは、お互いに感じています。でも夫は、もっと稼いでほしいということより、家にいてくれる安心感のほうを、大事にしてくれていました。
一人で抱えていたつもりが、気づけば、夫と同じ方を向いていました。
選べることが、いちばんの安心
不思議なもので、長く働いてきた経験は、次の職場できっと活きる。そんな変な自信も、どこかにあります。積み上げてきたものは、無駄にはならないから。
だから、フルタイムにこだわらなくてもいいのだと思います。今は子育てがあるので、単発やパートで。子供が独立したら、好きなだけ働いてもいいし、働かなくてもいい。どちらも、自分で選べます。
もちろん、完全に自由なわけではありません。子供は毎日通学、夫は毎日通勤。みんなのリズムに合わせる毎日です。一人だけ好きなことを、とはいきません。
それでも、平日のお昼に、好きな友人と何時間もゆっくり話す。それが今の、一番の楽しみです。少し贅沢かもしれません。でも、この時間を持てることが、無理しない働き方を選んだ、ささやかなごほうびなのだと思っています。
年収でも、肩書きでもない。働き方を、自分で選べること。その安心が、今の私を、静かに支えてくれています。
まとめ
- 退職して収入がゼロになって、かえって「年収の枠」から抜け出せた
- 退職が大変だった私には、「終わりが見える働き方」が合っている
- 単発・派遣など、これまでの経験を活かせる無理しない働き方の選択肢がある
- 年収より、「選べること」が、いちばんの安心
働き方に、ひとつの正解はないのだと思います。年収を追う時期があってもいいし、無理しない働き方を選ぶ時期があってもいい。
淡水魚が海では生きられないように、人にも、自分に合う場所があります。今いる場所が苦しいなら、自分に合う川に、戻っていい。
大切なのは、そのときの自分に合う働き方を、自分で選べること。同じように悩んでいる方が、少しでも肩の力を抜けたら、うれしいです。
※本記事は2026年6月時点の私個人の体験と気持ちをまとめたものです。働き方や求人の状況は人それぞれ異なります。ご自身に合う選択を、無理のない範囲で考えてみてください。


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