
iDeCo、どこで始めても同じだと思ってた。
手数料なんて、気にしたことなかったかも。

実は、金融機関で差がつく手数料が、ひとつだけあるんです。
知らずに払い続けると、地味に大きいんですよ。
iDeCoの手数料は3階建てで、金融機関によって差がつくのは「運営管理手数料」だけです。ネット証券は0円、銀行や対面では月数百円かかることもあります。月数百円でも、毎月積み重なると大きな差に。私はSBI証券を使っていて、ここはかかっていません。
- iDeCoの手数料が「3階建て」になっていること
- 金融機関で差がつくのは、そのうち1つだけ
- 「たかが数百円」が積み重なると、いくらになるか
- すでに始めている人も、金融機関を移せること
これからiDeCoを始める方、すでに始めていて手数料を気にしたことがない方の参考になればうれしいです。
こんな人におすすめ
こんな方に届くといいなと思います。
- これからiDeCoを始めようと思っている
- すでにiDeCoをやっているけれど、手数料を意識したことがない
- 銀行や対面でiDeCoを始めた
- 金融機関選びで、損をしたくない
iDeCoの手数料は「3階建て」
iDeCoには、毎月かかる手数料があります。調べてみると、3つの主体に分かれていました。

| かかる先 | 金額の目安 | 金融機関で差は? |
|---|---|---|
| ① 国民年金基金連合会 | 月105円(拠出時) | どこでも同じ |
| ② 信託銀行(事務委託先) | 月66円 | どこでも同じ |
| ③ 運営管理機関(証券会社・銀行) | 0円〜月450円ほど | 金融機関で差がつく |
①と②は、どの金融機関を選んでも同じです。差がつくのは③の「運営管理手数料」だけでした。
差がつくのは「運営管理手数料」だけ
iDeCoを始めるとき、たくさんの金融機関から選びます。でも、手数料で差がつくのは、③の運営管理手数料の一点だけです。
そして、ここが金融機関によって、はっきり違います。
- ネット証券(SBI証券・楽天証券など):0円
- 一部の銀行・対面の金融機関:月200〜450円ほどかかることも
つまり、③が0円のところを選べば、iDeCoの手数料は最低限(①と②だけ)で済みます。逆に、③に月数百円かかるところを選ぶと、その分ずっと余計に払い続けることになります。
「たかが月450円」が積み重なると
月450円。たいした額に思えないかもしれません。でも、毎月かかります。そして、iDeCoは長く続けるものです。
40代の今から60歳まで、運営管理手数料が月450円だとすると、こうなります。
| 期間 | 払う手数料の合計 |
|---|---|
| 5年 | 27,000円 |
| 10年 | 54,000円 |
| 15年(45歳から) | 81,000円 |
| 20年(40歳から) | 108,000円 |
40代から60歳まで続けると、運営管理手数料だけで、8万円から11万円。これは運用とは関係なく、ただ引かれていくお金です。
そして、これがネット証券なら0円。まるごと、かからずに済みます。
「たかが数百円」も、積み重なると、これだけの差になります。
受け取るときにも、手数料がかかる
手数料は、積み立てている間だけではありません。受け取るときにも、給付のたびに手数料(440円ほど)がかかります。
ここで、受け取り方によって差が出ます。
- 一時金(一括)で受け取る:給付の手数料は1回だけ
- 年金(分割)で受け取る:受け取る回数分、手数料がかかる
年金形式で少しずつ受け取ると、受け取りのたびに手数料がかかり、受け取りが終わるまで口座の維持費も続きます。手数料の面では、一括のほうが少なくて済みます。
受け取り方には、手数料だけでなく税金(控除)も関わります。詳しくは、こちらの記事に書いています。

すでに始めている人も、金融機関を移せる
もし今、運営管理手数料がかかる金融機関でiDeCoをやっているなら。金融機関を移すこともできます。
ネット証券などに「運営管理機関を変更」する手続きです。
ただし、注意点もあります。
- 持っている商品を、いったん売却して現金化する必要がある
- 手続きに1〜2ヶ月かかり、その間は運用が止まる
- 移換元によっては、手数料がかかる場合がある
なので「手数料が高いから、すぐ移すべき」とは言い切れません。長く続けるなら手数料の差は大きいので移す価値はありますが、売却のタイミングや空白期間も考えて、判断することになります。
これから始めるなら、私はSBI証券
私はiDeCoを、SBI証券で続けています。
選んだ理由のひとつは、運営管理手数料が0円だから。長く続けるものなので、ここがかからないのは大きいと感じています。
もうひとつは、口座をひとつにまとめておきたいから。普段使っているドコモSMTBネット銀行と同じ系列なので、お金の動きもシンプルです。
あちこちに口座を分けず、ひとつにまとめておく。歳を重ねたとき、自分も家族も、管理しやすいように。シンプルに使えることも、私には大事でした。
SBI証券で新NISAを始めた話は、こちらに書いています。
銀行のATMや振込の手数料も、年々上がっています。地方銀行からネット銀行に切り替えた話は、こちらに書いています。

まとめ
- iDeCoの手数料は「3階建て」。差がつくのは運営管理手数料だけ
- ネット証券は0円、銀行・対面では月数百円かかることも
- 月数百円でも、40代から60歳まで続けると8〜11万円の差に
- すでに始めている人も、金融機関を移せる(注意点はある)
iDeCoは、長く続けるものです。だからこそ、始める前に、手数料のことを少し知っておくと、金融機関選びで損をせずにすみます。
すでに始めている方も、一度、自分の手数料を確認してみると、発見があるかもしれません。
※本記事は2026年6月時点の一般的な情報と、私個人の体験です。手数料の金額や制度は金融機関や時期によって異なり、変わることもあります。最新の情報は各金融機関の公式サイトなどでご確認ください。投資には元本割れのリスクがあります。最終判断はご自身でお願いいたします。



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